ダイエット停滞期の原因と乗り越える方法とは?

① ダイエットをしても停滞期が訪れるのはなぜ?(ホメオスタシスとは)

ダイエットでスリムな身体を手に入れたいけど、停滞期が訪れて思った通りにダイエットが進まない経験をした方が少なくないでしょう。ホメオスタシスがダイエットの停滞期と深く関係し、身体を一定の状態に維持しようとするメカニズムが関係しているからです。暑いときに体温を下げるために汗をかいたり、食事制限でエネルギー不足に陥った場合でもホメオスタシスが働きます。

つまり栄養の吸収力がアップし、脂肪が蓄積されやすい状態になります。エネルギーを消費しにくくなるため、ダイエットで体重を落とすのが難しくなってしまうわけです。しかし身体が体重の減った状態に慣れると、おのずとホメオスタシスが機能しなくなり、ダイエット効果が得やすくなります。ダイエット停滞期が来たら、次の減少期が訪れるまで無理に体重を減らそうとせず、体重を増やさないようにした方が良いです。

摂取カロリーが足りなくなると、身体が筋肉を分解してエネルギーに変換しようとします。そのため筋肉量が減少し、基礎代謝の低下を招いてしまう点にも注意しましょう。女性ホルモンのプロゲステロンの影響で、一時的にダイエット停滞期に入ることがあります。プロゲステロンは妊娠に備えて、水分や脂肪を体内に蓄積させようとするからです。生理前の2週間ほどは体重が落ちにくく、ホメオスタシスが活発化している可能性が高いです。

ダイエット中にホメオスタシスが働く目安は、1ヶ月間で体重が5%以上減少した場合です。とはいえ、ホメオスタシスやバランスには個人差があるため、ダイエット停滞期を見極めにくいこともあります。ダイエットの停滞期間は平均1ヵ月程度ですが、少しずつ体重が減り始めたら、停滞期を抜け出せたことを意味します。身体の構造上どうしてもホメオスタシスが働くので、ダイエットしていればいずれ停滞期に突入してしまいます。ダイエットが長期的になることを前提に気長に続けていくことが、ダイエットを成功させるポイントです。

なかなか体重が落ちないからといって、停滞期にダイエットをやめてしまうとリバウンドしてしまうおそれがあります。リバウンドの繰り返しで痩せにくい身体となるので、リバウンドにも気を付けながらダイエットする必要があります。ホメオスタシスが働くのは自然なことだと割り切れば、ダイエット停滞期が訪れても気落ちせずモチベーションを維持できるでしょう。ホメオスタシスと上手に付き合いながら理想的な身体を目指しましょう!

② ダイエットの停滞期を乗り越える方法を伝授!

ダイエット停滞期を乗り越えるには、ビタミンやミネラルを積極的に摂取するのがポイントです。ダイエット停滞期にタンパク質やビタミン・ミネラルも吸収されやすく、筋肉を作るのに好都合となります。栄養バランスが偏りがちなダイエットにおいて、ビタミン・ミネラルを摂取しやすい肉・魚・卵・野菜・きのこを取り入れて、ダイエット停滞期を乗り越えましょう!

ダイエット停滞期に入ったら、いつもと違う運動をしてみることでモチベーションが上がり、痩せようとする意識が高くなるでしょう。強度レベルを上げたり、別の部位を鍛えて筋肉量を増加させるのもいいですよ。有酸素運動で脂肪を燃焼させることも、ダイエット停滞期をうまくやり過ごす秘訣ですが、運動強度が高いとかえって逆効果です。

有酸素運動は、糖質をエネルギーにして燃焼させる性質があるので、体内に糖質がないと脂肪を燃料にできず、痩せにくくなってしまいます。つまり脂肪を燃焼できず、ダイエットが成功しにくくなるわけです。有酸素運動に限らず、運動量を極端に増やすのはNGです。身体がさらにエネルギー状態が悪くなったと判断してしまい、エネルギーの無駄遣いをしないように身体が働いてしまいます。ダイエット停滞期が長引いてしまうおそれがあります。あくまで停滞期中は現状維持を心がけましょう!

手足がむくんでいると、せっかくダイエットしても痩せているように見えないので、ダイエットがうまくいっているのか目を疑いますよね。ダイエット停滞期に入り身体に変化が見られなくなったら、水分補給の頻度を多くしましょう。そうすることで尿量が多くなり、老廃物を体外へ排出しやすくなるので、手足のむくみが改善されやすくなります。むくみが解消されれば痩せた身体に近づくため、ダイエットがうまくいっているのかわかるようになります。ダイエット停滞期中でもボディメイクしやすくなるのが、水分補給を多くするメリットです。

好きなものをたくさん食べてもよいチートデイを定めることも、ダイエット停滞期を乗り切る方法です。チートデイを1日設けることで、身体が飢餓状態のようになるのを未然に防ぎ、ダイエット停滞期から脱出しやすくなります。チートデイを通して食事することにより、食事誘発性熱産生(DIT)が起こり、食事で吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されることによって基礎代謝量がアップします。基礎代謝の低下を防げるので、ダイエットで体重を減らしやすくなるのが、チートデイを設ける重要ポイントです。

③ ダイエット停滞期と乗り越え方法(まとめ)

ダイエット停滞期は、痩せたい方にとってとても厄介ですよね。ダイエットが本当にうまくいっているのか気になった方が多いのではないでしょうか。ダイエット停滞期が起こるメカニズムを知ることで、運動してもなかなか痩せないことに納得し、ダイエットを続けるモチベーション維持に繋がるでしょう。ホメオスタシスが働くことは当たり前だと割り切り、ダイエット停滞期の対策と合わせてうまく乗り切ることが大切です。

それでもダイエットが成功するか不安な方は、大阪のパーソナルトレーニングジムで、理想の身体に近づけるようにしましょう!身体づくりに詳しいトレーナーが、一人一人に合ったダイエット方法を指導しますので、ダイエットに自信がない方も、パーソナルトレーニングジムをぜひご利用ください!