皮下脂肪と内臓脂肪の違いと、その落とし方とは?

① 皮下脂肪と内臓脂肪の違い。そして増える原因とは?

人間は食事で摂取した栄養を様々な活動で消費することができます。しかしエネルギーとして使われない栄養素は脂肪となり体内に蓄積されてしまいます。脂肪を一括りにするのではなく、皮下脂肪と内臓脂肪があることを理解してください。皮下脂肪と内臓脂肪を混同させて考えている人がいますが、この二つの脂肪は全く異なります。違いを理解して原因を追究していくと、なぜ自分の体に皮下脂肪と内臓脂肪が付いてしまうのか?その脂肪を取り除くためにどのようなことを実践すれば良いかが分かってきます。

内臓脂肪は様々な臓器の周りについてしまう脂肪のことです。分かりやすい例として脂肪肝という病気がありますが、これは肝臓のまわりに脂肪がついてしまう病気です。肝臓だけでなく胃や腸にも脂肪がついてしまいます。内臓脂肪がついてくると見た目も分かりやすく変わってきます。皮下脂肪は皮膚の下にある皮下組織につく脂肪です。身体の健康を維持するためにとても必要な脂肪ですが、様な原因で内臓脂肪と同様に皮下組織にも脂肪が蓄積されていきます。一番内側につく脂肪が内臓脂肪、そして外側につく脂肪が皮下脂肪となります。

皮下脂肪も内臓脂肪も増える原因は根本的に一緒です。脂肪で悩んでいる人に共通する主な原因が「食べ過ぎ」です。基本的な考え方として摂取カロリーよりも消費カロリーが多ければ太ることはありません。しかし普通に生活していて運動量も同じなのに食べてばかりいたら、皮下脂肪も内臓脂肪も増えてしまいます。消費されないカロリーは容赦なく脂肪として体内に蓄積されてしまいます。多くの人がカロリーオーバーを気にしますが、それだけでなく糖質や脂質を摂取しすぎても脂肪として蓄積されてしまいます。食べるときにカロリーだけでなく、糖質や脂質も意識して脂肪がつかないように心がける必要があります。

摂取カロリーを消費するために運動をする必要があります。しかし運動不足になると摂取カロリーが消費されなくて脂肪がついてしまいます。運動ができなくなる原因で挙げられるのが「時間がない・面倒で後回しにしてしまう」人が多いです。優先順位が後になってしまい疲れて体を動かすのが億劫になると、運動をしないでカロリーが消費されないまま脂肪が蓄積されていきます。常にカロリーを消費することを意識しながら、普段の生活の中に少しでも体を動かすようにすることで、脂肪が蓄積されることを防ぐことができます。

中高年に多い基礎代謝の低下が原因で皮下脂肪や内臓脂肪が蓄積されやすくなります。基礎代謝量とは安静な状態であっても消費されるエネルギーのことで、人間の身体で消費される総エネルギーの60%にもなります。多くの割合を占めている基礎代謝量が低下すれば脂肪がつきやすくなります。基礎代謝量は加齢が原因で低下してしまう人が多いです。中高年が脂肪がついて体型が変わってしまう人が多いのも、食べすぎや運動不足だけでなく基礎代謝量の低下も原因の1つになっています。

② 皮下脂肪と内臓脂肪を、減らす改善方法とは?(食の改善&トレーニング方法を伝授!)

皮下脂肪と内臓脂肪を減らす方法は大きく分けてトレーニングと食事の改善が求められます。いきなりきついトレーニングをして極端な食事制限をすると長続きしません。途中で嫌になりトレーニングを止めてドカ食いをすると、さらに皮下脂肪と内臓脂肪が蓄えられて体型が大きく変わってしまう可能性もあります。脂肪を落とすために自分のペースでトレーニングと食事改善をすることで、無理なく体に負担を与えないで効果的に皮下脂肪と内臓脂肪を落とすことができます。

自宅でもできるおすすめの筋トレがスクワットです。脂肪が溜まりやすい腰やお尻周辺に刺激を与えるだけでなく、下半身の大きな筋肉を鍛えることができるので、ダイエット効果があるだけでなく、代謝も上がって太りにくい体質にすることもできます。スクワットのやり方は足を少し広めに開いてかかとをついたまま腰を落としていきます。お尻と床が平行になったところで止めて再びゆっくりと元の姿勢に戻ります。慣れてきたら回数を増やしたり負荷をかけたりするとより効果的に下半身やお腹周りの脂肪燃焼に効果があります。

次におすすめのトレーニングがバービーというトレーニングです。複合的な運動効果があるためバービーは脂肪がつきやすいウエストやヒップ周りの筋肉を効率よく刺激して、脂肪を燃焼させて引き締める効果があります。スクワットと同様に大きな筋肉がある下半身に刺激を与えることができます。バービーのやり方は直立の状態から腕立てをするように床に胸がつくギリギリの姿勢になります。そこから両足をそろえて立ち上がったと同時にジャンプをします。これを続けることで脂肪燃焼効果があります。

食事の改善で気を付けるポイントを紹介します。食べる量を減らすだけでは簡単に脂肪を落とすことはできません。考え方として痩せやすい身体になるために必要な栄養素を摂取することです。特に重要なのが必要な分の「タンパク質」を摂取することです。毎日一定量のたんぱく質をお肉や魚などから摂取して筋肉量を増やしたり、体の機能が低下しないように努めてください。特にトレーニングをしているときは普段よりも多い量のたんぱく質の摂取が求められます。食事だけでたんぱく質を摂取するのが大変という人はプロテインを利用すると楽に摂取することができます。

食事の改善をするときに意識して摂取してほしいのが良質な油です。質の悪い油を摂りすぎりると脂肪になってしまう可能性が高まります。良質な油にはいくつかの種類があります。魚の油として知られているDHA・EPAはオメガ3系脂肪酸という油です。ダイエット時に利用する人も多いMCTオイルやココナッツオイルは中鎖脂肪酸に分類されます。油って太るんでしょ?と思っている人が多いですが、オメガ3系脂肪酸や中鎖脂肪酸はダイエットをサポートしてくれますし、健康にも良い油です。DHA・EPAはサプリメントでも摂取できますし、MCTオイルやココナッツオイルはコーヒーに入れたり、サラダやお肉や野菜にかけて手軽に摂取できます。

③ 皮下脂肪と内臓脂肪の違いと、その落とし方とは?(まとめ)

内臓脂肪と皮下脂肪の違いやそれぞれの脂肪を減らす改善方法を理解していただけましたか?まずは普段の生活習慣の見直しから初めてみましょう。食べ過ぎだと思ったら食事を減らしみたり、ヘルシーな食材を取り入れてみることおすすめします。運動不足の人は隙間時間を使って継続してウォーキングをするだけでも脂肪の燃焼効果が期待できます。さらに慣れてきたら休日などにジョギングを取り入れると脂肪が消費されて健康にも良いです。

ダイエットを挫折してしまう原因は無理な食事制限や過度な運動です。時間がかかっても正しい方法で食事を変えてみたり運動を取り入れることで少しずつ脂肪が燃焼される体質になります。今の時代はインターネットで皮下脂肪や内臓脂肪を減らすことができる内容の記事を自分で見て実践することができます。自分が痩せたい!脂肪を落としたい!という強い意志があればいつでもダイエットをすることができます。

しかし自分一人でトレーニングや食事制限をしていると不安になるものです。もし自分のやっていることに不安を感じたり、正しい方法でダイエットを実践したいと思っている人は、大阪のパーソナルトレーニングジムで、パーソナルトレーナーからマンツーマンで指導を受けてみることをおすすめします。専門知識があるトレーナーから直接指導をしてもらうことで、遠回りをせずに健康的に脂肪を燃焼させて自分が求めているカッコいい身体に変えることができます。